今年は梅雨に入るのが遅い感じもしますが、そろそろ全国的に梅雨の季節になりそうですね。
個人的には歓迎ムードではないのですが。
梅雨が終われば本格的な夏が始まりますが、夏って身体はもちろんそうなんですが、耳から暑くなることもありますよね。
そう。セミの鳴き声。
あれを聞くだけで、なんだか体温が2度程上がった気がするのはなぜなんでしょうか。
ところでセミって土の中で7年も過ごすらしいですよ。
7年間地中でジッと息を潜め満を持して地上に出てくる。
そしてわずか数週間の命を謳歌するわけです。
彼らにとって地上での生活はまさに「祭り」のようなものかもしれません。
限られた時間の中で子孫を残すために命を燃やす。
そんな彼らの生き様を見ていると私たち人間ももっともっと自分の可能性を信じてチャレンジしていくべきなのではないか。
そんな気持ちにさせられます。
さて今回は「変革」をテーマにあなたに少しだけ新しい視点をお届けできればと思います。
快適ゾーンという名の罠 – オタマジャクシが教えてくれる進化の法則
「オタマジャクシはなぜカエルになるのか?」
誰もが知っている当たり前の話ですよね。
でもちょっと視点を変えてみてください。
オタマジャクシにとって水の中はまさに安住の地です。
食べ物も豊富にあり外敵から身を守ることも容易い。
快適な環境で穏やかに暮らしていけます。
しかしもしもオタマジャクシがこの「快適ゾーン」から一歩も出なかったらどうなるでしょうか?
他の大きな魚に食べられてしまうかもしれません。
病気にかかってしまうかもしれません。
あるいはその水辺自体が開発によって消滅してしまう可能性だってあるわけです。
変化を恐れ現状維持に固執することは一見すると安全な選択のように思えます。
しかし実際にはより大きなリスクを孕んでいる可能性もあるのです。
進化の過程で彼らは変化することの重要性そして「現状からの脱却」が種の存続に不可欠であることを身をもって学んだのでしょう。
そしてもう一つ私たち人間がオタマジャクシから学ぶべき重要な点があります。
それは「捨てる」という選択です。
オタマジャクシはカエルへと成長する過程で尻尾を失います。
それまで水中を自由に泳ぐために使っていた大切な体の一部です。
しかし彼らはその尻尾を捨てることで陸上での生活に適応し新たな進化を遂げることができたのです。
人間社会においてもこれは同様です。
過去の成功体験、これまでのキャリア、築き上げてきた人間関係…。
これらはすべて私たちにとって大切なものです。
しかし時にこれらの「大切なもの」にしがみつくことが私たちの成長を阻害する要因となることがあります。
成功体験は時にあなたの視野を狭める牢獄となり、築き上げてきた人間関係はあなたの思考を縛る鎖となる。
「捨てる」ことには勇気が必要です。
時にそれは痛みを伴う選択となるかもしれません。
しかし本当に大切なものを見極め不要なものを手放すことで私たちはより自由に、より大きく羽ばたくことができるのです。
イモムシ、蛹、そしてチョウへ – 変態が教えてくれる成長の神秘
チョウの変態プロセスはまさに神秘的です。
美しく繊細な羽根を手に入れ自由に空を舞うためには幼虫という「イモムシ」時代を経験しなければならない。
しかも蛹という一見すると「停止」しているかのような状態を経て劇的な変身を遂げるわけです。
あの小さな体の中で一体どれほどの変化が起こっているのか…想像するだけでも気が遠くなりそうですよね。
もし彼らが現状維持を望み変化を拒み続ければどうなるでしょうか?
永遠に地面を這うだけの存在で終わってしまうでしょう。
鳥や他の昆虫に捕食されるリスクに晒され続けることになるかもしれません。
「変化」と「成長」は常に隣り合わせです。
そしてそのプロセスは決して楽なものではありません。
むしろ苦痛や困難を伴うことが多いでしょう。
しかしその苦難の先にこそ真の成長と輝かしい未来が待っているのです。
まるで死んだように動かない蛹の期間こそが、美しく羽ばたく未来のための必要不可欠なプロセスなのです。
時計の針は進むことしか知らない – 「明日やろう」が招く、取り返しのつかない未来
「時計の針は進むことしか知らない」
これは僕が好きな言葉の一つです。
時間は待ってくれません。
私たちを取り巻く環境も常に変化し続けています。
何もせずにただ漫然と過ごしていても時間は容赦なく過ぎていき気がつけば取り返しのつかないことになっている…なんてことも往々にしてあるわけです。
「あの時ああしていれば…」
そんな後悔をしないためにも「今日が人生で一番若い日」という気持ちで常に新しいことに挑戦し成長し続けることが大切なんです。
「明日やろうはバカ野郎」
これも僕が大切にしている言葉の一つです(笑)
ついつい面倒なことを後回しにしてしまいがちですが先延ばしにすればするほど状況は悪化する一方です。
これは仕事でも勉強でも恋愛でも同じことが言えます。
面倒な仕事ほど後延ばしにすればするほど精神的な負担が増していきます。
難しい勉強もギリギリになって慌ててやるよりも早めに着手してコツコツと進めていく方が結果的に良い成績に繋がることが多い。
気になる人がいてもずっと連絡せずにいたら他の誰かに取られてしまうかもしれません。
「いつかやろう」と思っているうちに時間だけが過ぎて結局何もできなかった…なんてことにならないように思いついたらすぐに行動に移すようにしましょう。
行動することによって新たな発見や出会いがありそれがさらなる成長へと繋がっていくはずです。
「千里の道も一歩から」。
小さな一歩を踏み出す勇気を持つことからすべてが始まります。
さあ、あなたも今日から「変革」への一歩を踏み出してみませんか?